この記事で解決できるお悩み
・土壌酸度計と農業用pH測定器の違いは?
・土壌pH測定器は、どの製品を選べばよいか?
・シンワ、堀場LAQUAtwin、Hannaの違いは何か?
・pHの数値を石灰や施肥判断へどう生かすか?
・LAQUAtwin pH-11B・22B・33Bの選び方は?
・土壌診断と日常測定の使い分けは?

土壌診断を依頼している時間がないときにサクッとpH測定したいんだけど、どの土壌酸度計を購入したらいいのかわからない。



ネットでもホームセンターでも価格や種類が様々なので迷うのは当然です。本記事では私が実際に使用している測定器も紹介しつつ、選び方を助言します!
土壌pH測定器は、価格だけで選ぶと失敗します。
- 数千円で土に直接刺す土壌酸度計
- 土と水を混ぜて測るpH計
- 校正して使うデジタル計
では測る条件も、数値を使える場面も違うからです。



「土壌診断は行っているが、次の診断まで圃場のpHがどう動いたか分からない」「石灰を入れた後に状態を確認したい」「シンワ、堀場、Hannaのどれを選べばよいか迷う。



安い器械で済ませたい一方、誤った低精度の結果だと困る、施肥や土壌改良の判断を間違えなくない。その迷いは正しいです。
本記事の結論としては、圃場の大まかな酸性傾向を確認するならシンワ72724、土壌診断の間を埋める日常管理なら堀場LAQUAtwin、直接挿入式のまま校正可能なデジタル計を使うならHanna HI 981030です。
筆者自身が使っているのは堀場コンパクトpHメータLAQUAtwin pH-22Bです。採取土壌と水を混合した試料を測定し、土壌診断書と比較した場面では、pH0.1以内の差に収まりました。採土から水との混合、測定までにかかる時間は、1検体あたり約3分です。(あくまで個人的な使用方法)
一方、これからLAQUAtwinを新規購入するなら、pH-33Bも比較してください。pH-22BとpH-33Bは、どちらも分解能0.01pH、精度±0.01pHです。販売価格の差が小さい条件なら、温度表示と最大5点校正まで備えるpH-33Bの方が、将来の使い道を広げやすいと考えます。
本記事で紹介する測定は土壌診断の代替ではありません。筆者の比較は、分析機関と同じ土液比、振とう時間、静置時間まで完全に統一した性能試験ではありません。石灰施用量やリン酸施肥量を最終決定するときは、必ず土壌診断を基準にしてください。
土壌pH測定器おすすめの前に|簡易測定だけで決めない理由



土に刺して出たpHの数字なら、そのまま石灰や肥料の判断に使えるのでは?



土壌医として見ると、その判断は急ぎすぎです。まず測定条件の違いを分けて考えましょう。
土壌診断のpHと土壌酸度計の数値は同じではない
土壌診断書に載るpH(H₂O)と、土に直接刺す土壌酸度計の表示値は、同じpHでも測定条件が違います。土壌診断では、一般に土と水を一定比率で混合した懸濁液をガラス電極式pHメーターで測定します。北海道の土壌診断でも、pHは土液比1:2.5を基本に扱います。
直接挿入式は、土壌水分、電極と土の密着、測定地点、肥料粒や石灰粒への接触で値が変わります。直接挿入式が悪いのではなく、圃場の傾向を早くつかむための器械だと理解してください。
直接挿入式の値だけで、石灰施用量やリン酸施肥量を全面的に変えないことが重要です。
土壌診断は健康診断、日常測定は血圧計
土壌診断は年に一度の健康診断に近いものです。pHだけでなくEC、リン酸、塩基類、CECなどをまとめて確認し、圃場で何を改善するかを決めます。一方で日常のpH測定は血圧計に近い道具です。血圧計だけで治療方針は決めませんが、いつもと違う変化に早く気付き、受診の優先順位を決める助けになります。
土壌pH測定器も同じです。「この圃場だけ酸性に寄っていないか」「石灰施用後に極端な変化がないか」「前年より気になる差が出ていないか」を見つけます。問題が疑われた圃場を絞り、その後に土壌診断で全体像を確認しましょう。



とある圃場だけ生育がよくないとき、「pHの影響では?」と疑います。ここで簡易的に測定できるツールを持っていることは強みです。
土壌pH測定器だけで決めてはいけないこと
- 数十ha単位の石灰施用量を大きく変える
- リン酸肥料を大幅に増減する
- pHだけを理由に作付作物を切り替える
- pH5.5とpH6.0の差を、1地点・1回だけで断定する
- 生育不良の原因をpHだけに決め付ける
▼土壌pHの意味、作物別に見る目安、石灰資材とリン酸の関係は、こちらの記事で詳しく解説しています。


農業用土壌pH測定器の選び方|測定方式と精度を見る3基準



0.01pHまで表示する製品を選べば、一番正確に判断できる?



表示桁だけで決めません。採土から測定まで、同じ条件を繰り返せるかが先です。
土に直接挿すか、土と水の混合液を測るか
| 測定方式 | 主な製品 | 強み | 注意点 | 向く用途 |
|---|---|---|---|---|
| 土へ直接挿入 | シンワ72724、Hanna HI 981030 | 圃場で速く測れる | 水分・接触状態の影響を受ける | 圃場内の傾向確認 |
| 土と水の混合液 | LAQUAtwin | 条件を固定しやすい | 採土・混合・校正が必要 | 圃場別・年次別の継続比較 |
直接挿入式は、気になった地点をすぐ測る使い方に向きます。LAQUAtwinは、土の量、水の量、混和方法、測定タイミングを自分でそろえやすい方式です。前年の値や別圃場と比較したいなら、この差は大きいでしょう。
表示の細かさと、実際の測定精度は別物
0.01pH表示は魅力的です。しかし、0.01まで数字が出ることと、圃場のpHを0.01単位で断定できることは別です。採土位置、採土深、土壌水分、土と水の混合比、混和時間、静置時間、校正状態、電極の汚れなどが結果に関わります。
土壌の日常管理で最初に優先すべきは、最小表示の桁ではなく、採土から測定までの条件を毎回そろえることです。
校正・洗浄・保管を続けられるか
LAQUAtwin pH-22Bは最大3点、pH-33Bは最大5点の校正に対応します。Hanna HI 981030も自動1点または2点校正に対応します。標準液で測定状態を確認し、使用後にセンサーを洗浄して取扱説明書に沿って保管することが必要です。
シンワ72724は電池不要で標準液による校正も不要です。測定前に金属部を軽く磨き、十分に湿った土へ刺す必要はありますが、日常の管理負荷は低いでしょう。高性能でも使わなくなれば意味がありません。自分が続けられる管理負荷で選んでください。
石灰・リン酸・施肥量を最終決定したい場合は、pH計ではなく土壌診断を優先しましょう。
土壌pH測定器おすすめ3選|シンワ・堀場・Hannaを比較



結局、どれを買えば後悔しないの?



価格順のランキングではなく、目的別に選びましょう。
| 製品 | シンワ72724 | 堀場LAQUAtwin | Hanna HI 981030 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 入門用・簡易的 | 日常使用にバランスがよい | 直接測定派の上位機 |
| 測定方式 | 土へ直接挿入 | 土と水の混合液 | 土へ直接挿入 |
| 向く人 | 大まかな傾向を知りたい人 | 土壌診断の間を管理したい人 | 校正可能な直接挿入式が欲しい人 |
| 選ぶ決め手 | 手軽さ | 条件固定と継続比較 | 直接測定と校正 |
シンワ72724|まず圃場の酸性傾向を知りたい人へ
シンワ土壌酸度(pH)計A 72724は、電池を使わず、土へ差し込んで約1分でpHを読むアナログ式の簡易計です。測定範囲はpH4.0〜7.0、精度は±pH0.5、最小目盛はpH0.2です。
最大の魅力は手軽さです。校正液や電池の準備がなく、圃場内で気になった地点を確認できます。土壌pH測定器を初めて買う人、小面積の畑で土づくりを始める人、圃場内に酸性へ寄った場所がないか探したい人に向きます。
ただし、精度±pH0.5です。pH5.5とpH6.0の差を厳密に見分け、石灰施用量やリン酸施肥量を変える用途には向きません。乾燥しすぎた土では測定しにくく、金属電極部の状態も結果に影響します。メーカー案内に従い、測定前に金属部を軽く磨き、十分に湿った土を測ってください。
- 向く人:低コストで圃場内の差を確認したい人
- 買わない方がよい人:土壌診断書と近い条件でpHを継続比較したい人
- 使い方:気になる圃場を見つけ、土壌診断の優先順位を付ける
堀場LAQUAtwin|土壌診断の間を埋める本命機
筆者が実使用しているのはLAQUAtwin pH-22Bです。採取した土と水を混合し、平面センサーへ滴下して測っています。土壌診断書と比較した場面では、pH0.1以内の差に収まりました。
ただし、この結果は分析機関と同じ前処理条件を完全に再現した性能試験ではありません。採土位置、土量、水量、混和、静置時間、校正状態が変われば結果も変わります。LAQUAtwinなら土壌診断と同じ値が必ず出る、と書くことはできません。
それでもLAQUAtwinを本命に置く理由は、土壌と水を混合する一手間によって、測定条件をそろえやすいからです。圃場ごとの値を前年や次回測定と比べたいなら、土の量、水の量、混和方法、測定タイミングを固定できる方が使いやすいでしょう。
筆者は、土壌診断書との差が±0.3程度に収まるなら、日常モニタリングの簡易測定として実用域と考えます。ただし、これは公的な判定基準ではなく、筆者の実務上の目安です。全面的な石灰施用量やリン酸施肥量を決めるための数値ではありません。
LAQUAtwin pH-11B・pH-22B・pH-33Bはどれを選ぶ?
| 比較項目 | pH-11B | pH-22B | pH-33B |
|---|---|---|---|
| 分解能 | 0.1pH | 0.01pH | 0.01pH |
| 精度 | ±0.1pH | ±0.01pH | ±0.01pH |
| 校正点数 | 最大2点 | 最大3点 | 最大5点 |
| 温度表示 | なし | なし | あり |
| 温度センサ調整 | なし | なし | あり |
| 筆者の判断 | 価格を抑えたい人向け | 実用的な有力モデル | 新規購入者への推奨モデル |
筆者はpH-22Bを使っています。土壌診断の間を埋める日常測定なら、pH-22Bの0.01pH表示と最大3点校正で不満はありません。すでにpH-22Bを持っている人は、土壌pH測定のためだけに買い替えを急ぐ必要もないでしょう。
しかし、新規購入ならpH-33Bを比較してください。pH-22BとpH-33BのpH測定性能は同じです。それでもpH-33Bには温度表示、温度センサ調整、最大5点校正があります。販売価格差が小さいなら、土壌だけでなく養液や水質管理まで用途を広げる可能性を考え、pH-33Bを選ぶ方が後悔しにくいと判断します。
pH-33Bを選ぶ理由は、土壌pHをより正確に測れるからではありません。温度表示、校正点数、将来の拡張性にあります。
Hanna HI 981030|直接挿入式で校正もしたい人へ
Hanna HI 981030は土へ直接差し込んで測るデジタルpHテスターです。測定範囲はpH0.00〜12.00、分解能0.01pH、精度±0.05pH。自動1点または2点校正に対応する土壌向けの直接挿入式pHテスターです。
土と水を混ぜる工程を増やさず、アナログ簡易計より測定性能と校正機能を重視したい人に合います。ただし、土壌水分、採土地点、土と電極の接触、肥料粒や石灰粒への接触で値は変わります。0.01pH表示を、圃場の絶対値として過信しないでください。
使用後の洗浄と保管を後回しにしない人向けです。筆者なら、土壌診断に近い条件で圃場の変化を比べたい場合はLAQUAtwinを優先します。土へ直接刺す運用を変えられず、校正可能なデジタル計が必要ならHannaを検討します。
- 向く人:直接挿入式を維持し、校正も行いたい人
- 買わない方がよい人:土壌診断に近い条件で年次比較したい人
- 注意点:洗浄・保存液・保管の管理が必要
竹村電機DM-13を比較に入れなかった理由
土壌酸度計を探すと、竹村電機製作所のDM-13も候補に出ます。DM-13は土へ直接挿して、おおよその土壌pHを確認する定番の簡易計です。
ただし本記事では、同じ用途の製品を多く並べるより、測定方式と管理負荷の違いが分かる3カテゴリーを比較することを優先しました。シンワを低コストの直接挿入式、LAQUAtwinを混合液測定、Hannaを校正可能な直接挿入式として置いています。DM-13を選ぶ場合も、石灰やリン酸の最終判断は土壌診断で行う考え方は同じです。
土壌pH測定器はホームセンターで買える?
シンワのような入門用は、園芸用品売場やホームセンターで扱われる場合があります。ただし、在庫、価格、取扱型番は店舗と時期で変わります。行く前に型番を伝えて確認する方が確実です。
LAQUAtwinやHannaのような校正可能なpH計は、計測器専門店やオンラインで仕様を確認して選ぶ場面が多くなります。本体価格だけでなく、標準液、洗浄液、保存液、交換センサー、保証、型番も確認してください。
土壌酸度計の使い方|LAQUAtwin pH-22Bで誤差を減らす測定手順



LAQUAtwinを買えば、土壌診断と同じ数値を簡単に再現できる?



器械より先に、採土と混合条件を固定しましょう。再現性はそこで決まります。
手順1|採土の条件をそろえる
同じ圃場でも畦際、枕地、堆肥置場の近く、施肥機の切替地点、石灰が局所的に残った場所ではpHが違う可能性があります。前年と比較するなら、同じ圃場区分、同じ深さ、同程度の地点数で土を採り、よく混合して代表試料を作ります。
pH測定値の信頼性は、機械の性能だけでなく採土で決まります。土壌診断用の採土方法、診断書の読み方、施肥設計へのつなげ方は、こちらの記事で確認してください。


手順2|土と水の混合条件を固定する
筆者の過去の測定では、土と水の混合比を厳密に固定していませんでした。それでも土壌診断との差が小さく収まった場面はありましたが、「適当に混ぜてもよい」という意味ではありません。
前年や別圃場と比べるなら、土量と水量を固定してください。公的なpH(H₂O)測定では土:水を1:2.5とする方法が一般的です。日常測定でも、土:水=1:2.5を目安に決めると、土壌診断との比較可能性を高めやすくなります。
- 同じ計量スプーンと同じ容器を使う
- 水は計量カップやシリンジで同量にする
- 容器を振る回数を決める
- 混和から測定までの時間を毎回そろえる
- 採用した条件を必ず記録する
手順3|測定前に校正する
pH-22Bは最大3点校正に対応します。日常の土壌pH管理では、まずpH6.86またはpH7付近の標準液で状態を確認し、酸性側の確認も重視するならpH4.01も使います。
校正は、値が変わったときに土壌の変化なのか機械のずれなのかを切り分けるための作業です。pH-33Bは最大5点校正に対応しますが、毎回5点校正をすることが目的ではありません。使う標準液と頻度を決め、同じ運用を続けることが先です。
手順4|土壌試料を測定する
土と水を決めた条件で混合したら、平面センサーへ試料を滴下します。必要量がセンサーへ十分に触れない、土粒が大きすぎる、センサーが汚れている場合は、値が安定しにくくなります。表示が落ち着くまで待ち、同じタイミングで読み取ってください。
筆者の実務では、採土から水との混合、測定まで1検体あたり3もかかりません。ただし、これは厳密な使用方法ではなく、現場で迅速にpH測定をしようとしたときの独自方法です。土量、水量、容器、混和方法、校正、洗浄、記録を一度決める方が先です。手順が定着してから短時間化しましょう。



正式な使用方法ではありませんが、それでも高精度だったという点でLAQUAtwinを愛用しています。
手順5|pHだけでなく測定条件を記録する
| 記録項目 | 残す内容 |
|---|---|
| 圃場名・区画 | 管理上特定できる名称 |
| 採土日・測定日 | 日付を分けて記録 |
| 前作・次作 | 作物選定と後で照合 |
| 採土条件 | 深さ、地点数、代表試料の作り方 |
| 土量・水量 | 採用した土液比 |
| 校正 | 標準液と実施有無 |
| pH値 | 複数回測るなら平均値 |
| 気付いたこと | 石灰施用履歴、湿り具合、局所差 |
土壌診断との差が±0.3ならどう考えるか
筆者は、土壌診断書との差が±0.3程度に収まるなら、日常モニタリングの簡易測定として十分に優秀だと考えます。これは公的基準ではなく、筆者の実務上の目安です。
ただし、過去の診断値と0.5以上の差が続く、圃場内で大きくばらつく、石灰を入れても改善しない、生育や根張りに気になる変化がある、次作で大きな施肥設計変更を検討している場合は、簡易計の誤差と片付けず土壌診断を優先してください。
土壌pH測定器の結論|土壌診断と使い分けて施肥判断に生かす



測定器を買った後、pHの数値をどう経営判断へつなげればいい?



測定器は答えを出す道具ではなく、土壌診断で確認すべき圃場を教える道具です。
土壌酸度計のおすすめは目的で変わる
- 圃場の大まかな酸性傾向を低コストで確認する → シンワ72724
- 筆者と同じ実使用モデルを選び、0.01pH表示で日常管理する → LAQUAtwin pH-22B
- 新規購入で温度表示・最大5点校正まで含めて長く使う → LAQUAtwin pH-33B
- 直接挿入式のまま校正可能なデジタル計を使う → Hanna HI 981030
土壌医としての結論は、土壌診断の間を埋める日常管理にLAQUAtwinを選ぶことです。すでにpH-22Bを持っている人は、土壌pH測定のためだけに買い替えを急ぐ必要はありません。一方、これから買うなら、pH-22Bとの価格差が小さい条件ではpH-33Bが有力です。
pH5.5・pH6.0・pH6.5をどう施肥判断へつなげるか
pHの数字は単独で判断しません。pH5.5を超えているからといって、すぐに石灰や苦土の施肥判断を緩める場面ではありません。土壌の種類、作物、リン酸吸収係数、交換性石灰、塩基飽和度、施肥履歴によって、同じpHでも意味が変わります。
北海道の畑作では、pH6.0〜6.5付近を一つの安心材料として見る場面があります。ただし、pHを上げればよいわけではありません。石灰を入れすぎると、微量要素の利用性や塩基バランスに別の課題が出る可能性があります。
pHとリン酸固定をセットで考える
火山灰土では、pHとリン酸固定の関係を外せません。酸性側に傾いた土壌では、リン酸がアルミニウムや鉄と結び付き、作物が利用しにくくなることがあります。
ただし、リン酸が効かない理由をpHだけに決め付けるのは危険です。有効態リン酸、リン酸吸収係数、施肥位置、施肥時期、有機物、根域の状態まで確認して対策の順番を決めます。今作で絶対量が必要なら局所施肥を優先し、中期的にはpH矯正、長期的には有機物を含めた土づくりも考えます。
pHを整えるだけでは、リン酸が効く土にはなりません。火山灰土でリン酸を効かせるための土壌診断、pH矯正、局所施肥の考え方は、こちらで詳しく解説しています。


土壌pH測定器は、施肥設計を自動で決める器械ではありません。変化に早く気付き、再診断や資材設計の見直しが必要な圃場を絞るための道具です。
土壌pH測定器のよくある質問
購入前によくある疑問をまとめました。土壌pH測定器は、測定目的と限界を理解して選びましょう。
今日やることは1つです。直近の土壌診断書を開き、圃場ごとのpHと採土年に丸を付けてください。そのうえで、次の土壌診断までの管理に必要なpH測定器を選びましょう。
